道は開ける

こんにちは!担任助手の荒木です。

みなさん中間テストお疲れさまでした!

テストが返却されたらしっかり復習して、次につなげるようにしましょう。

また最近は、朝夕涼しくなってきて、季節の変わり目なので体調には気を付けて過ごしましょう。

突然ですが、皆さんは毎日の中で不安や悩みが頭から離れないということはありますか?

「どうにかしたいのに、考えすぎて前に進めない」

 

そんな時に役に立つのが、デール・カーネギーの

「道は開ける」

という本です。

 

この本は、著者が実際に悩みやストレスを抱えていた人たちがどのようにして解決したのかを聞き、その話の内容やそこから考えたことが書かれてあります。

悩みやストレスに押しつぶされそうな時にどうするべきかのヒントが詰まっています。

読書の秋ということもあり、今回は皆さんにこの本の内容の一部を紹介しようと思います。

悩みを分析する

悩みを抱えていたら、悩みの分析をしてみましょう。

分析は4つに分かれています。

 

◎第一問-私は何を悩んでいるか?

◎第二問-それに対して私は何ができるか?

◎第三問-私はどういうことを実行しようとしているか?

◎第四問-私はそれをいつから実行しようとしているか?

 

これは、ガレン・リッチフィールドという人が用いた方法です。 

これらの問いに一つずつ答えていくと、悩みの9割を追い払うことができ、解決方法が見つかっていきます。

 

ここでは、英語の長文が苦手なAさんを例として、各問いに回答しながら考えてみましょう。

◎第一問

Aさんは英語の勉強、特に長文読解に苦手意識があって悩んでいる。

英単語1800や英熟語750はある程度覚えているけど、実際の文章になると内容がうまくつかめず、問題を解くのに時間がかかってしまう。

時間が足りなくて最後まで読めなかったということも何度かある。

焦りや不安が強くなっていき、自分は英語が向いていないのかもしれないと思うこともある。

◎第二問

この悩みに対して私ができることは、「いきなり完璧に読もうとせず、短い文章から慣れていくこと」。

教科書の1段落だけを丁寧に読む練習をしたり、共テの問題の大問前半部分を重点的に練習したりする。

分からない単語に出会っても、調べて終わりではなくノートに書いて次の日にもう一度見直すようにする。

◎第三問

Aさんは、毎日「英語に触れる時間を10分でも作る」ことを実行しようとしている。

長時間の勉強は続かなくても、短く毎日やることで少しずつ読むスピードや慣れが身につくと考えた。

問題を解くだけではなく、英語のニュースも朝の通学時間に聞き流しをする。

◎第四問

この自分にできることを明日から始めて、習慣づけする。

焦らず、一歩ずつ英語に自信をつけていく。

 

このように、一つずつ書き出していけば自分の悩みとそれに対して出来ることがはっきりします。

この悩みの解決方法は、勉強や志望校の話しだけでなく、日常の些細な悩み(例えば、「人前だと緊張する」や「夜になかなか寝付けない」という悩み)にも活用ができます。

 

また、悩みを半減させる方法も紹介されています。 

◎1.問題点は何か?

◎2.問題の原因は何か?

◎3.いくとおりの解決策があって、それはどんなものか?

◎4.望ましい解決策はどれか? 

これも悩みの分析と同様に一つずつ答えいくだけでいいんです。

 

この本には他にも、悩みの克服や幸福をもたらす精神状態についてなど、たくさん役に立つことが書かれてあります。

他のトピックも見てみたいと思った方は、ぜひ読んでみてください。

ここまで、「道は開ける」という本を使って悩みの解決方法を紹介しました。

 

私は、元々小説などの本を読むことが得意ではありませんが、自己啓発本のような人生のヒントがつまった本は、自分にとって読みやすくとても価値あるものだと感じます。

皆さんの中にも本を読むのが苦手という人がいるかもしれませんが、本にはたくさんジャンルがあるので、自分に合うものをぜひ見つけてほしいと感じます。

おわりに

悩むことは決して悪いことではありませんが、悩みがないと心もすっきりしますよね。

今日紹介した方法が少しでも役に立てたらうれしいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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