化学の計算問題って難しいよね
こんにちは!東進の井上です!
最近はまた、コロナウイルスが流行っていますね。
暑くなってきて、病気になりやすくなっている人も多いかもしれません。
夏風邪等にも気をつけながら、元気に過ごしてください!!
化学の解き方
皆さん、化学の調子はどうですか?
理系の人ならほとんどの人が履修している化学。
難しいですよね。なかなか解けないですよね。
頑張っているのに、なかなか伸び悩んでいる人も多いと思います。
実は私もですが、高校3年生の初めは「化学難しすぎ、、解けるようになる気せん、、」と思っていました。
今回は、化学の計算問題について、解く上で私が意識していることについて書きたいと思います。
それはズバリ!
①ゴールまでの道を考え、②自分が今何をしているのか理解しながら進んでいく
ことです!!
具体的に説明していきます。
例えば、このような問題が出題されたとします。
難しそうですよね。
①ゴールまでの道を考え
単に問題を見ているだけじゃ、どこから手をつけていこうか見当がつきません。
ゴールから逆算し、答えを出すために必要な情報を整理します。
この問題では、滴下したチオ硫酸ナトリウム水溶液の体積が聞かれている
↓
チオ硫酸ナトリウムの体積を求めるためには、チオ硫酸ナトリウムの物質量(mol)が必要
↓
ヨウ素とチオ硫酸ナトリウムは1:2で反応する
↓
ということは、チオ硫酸ナトリウムの物質量を知るには、ヨウ素の物質量が分かれば良い
↓
問題文冒頭で、ヨウ素と二酸化硫黄を反応させている、その余りがチオ硫酸ナトリウムと反応するはず
という感じで、逆算して、足りない情報をどんどん付け足していきます。
もちろん、ゴールまでの道を全て考えてから手を動かし始めるわけではありません。
図や計算式など色々書きながら、何が必要か模索していきます。
②自分が今何をしているのか理解しながら進んでいく
複雑で難しい問題になってくると、計算式は書いていても、自分が何をしているのか分からなくなってきますよね。
また、化学は意外と同じような構造の問題が多くて、前見たことある問題はこうやってやれば解けたよね、みたいな感じで解けることも多々あります。
そんな時に、自分が書いた計算式が何を意味しているものなのか、自分ではっきりと理解していなくてはいけません。
多分こうやって解くはず、は後々問題が難しくなると必ず解けなくなってきます。
化学は、水溶液を混ぜたり、反応させたり、条件温度を変えたり、圧力を変えたり、ひとつの問題の中でも様々な状況に移り変わります。
どの条件でどんな計算をしたのか、しっかりはっきり理解しながらひとつずつ計算を進めてみてください。
終わりに
今回は私が化学の問題を解く上で、意識していることについて書きました。(やっぱりなかなか文章で書くのは難しいですね。)
意識したとしても解けるようになるには、もちろん演習量が必要だったり、解くための予備知識が必要だったりします。
一朝一夕には成長しません!めげずに頑張っていきましょう!!!
熊本大学 工学部
玉名高校 出身