試験当日の実体験

みなさんこんにちは!担任助手の木下です。
いよいよ入試本番が刻一刻と近づいてきました。今の皆さんは「一問でも多く解きたい」「英単語をもう一つ覚えたい」と必死なはずです。
しかし、その努力の天敵がいます。それが「当日の体調不良」です。
今回は、私が受験生時代に経験した「最悪の一日間」の教訓を皆さんに共有したいと思います。

二次試験本番での発熱

最初に自分の経験について話したいと思います。

私は、自分で言うのも何ですが、体調管理には自信がある方でした。毎日手洗いうがいにマスク着用もしっかりとしていました。しかし、本番の緊張からかどこか、、、

私は、二次試験(前期日程)の前日の夕方に急に頭が痛く風邪の症状が出て東進を早めに帰宅してお風呂から上がって体温を測ると38度越えで、夜遅くだったので県北病院に緊急外来で受診して薬をもらいました。

その日は、夜もずっとキツくしっかり寝ることもできず、朝起きてもまだ熱がありきつかったので冷えピタを貼って試験会場まで行きました。

試験中は、体温が高いため頭がうまく回らなかったので、冬場にも関わらず冷えピタを張りながら半袖一枚だけで試験を受けるという凄技を一人で行いました。
熱で一番苦戦した科目は国語でした。試験中同じ文章を何回も読み返すなど頭になかなか内容が入らなかったです。
面接も部屋に入るギリギリまで冷えピタもして臨みました。

結局、その後の数日間は寝込み、後悔だけが残りました。皆さんに伝えたいのは、「体調不良は、誰の身にも、最悪のタイミングで起こりうる」ということです。この経験から自分がしておいたが良かったなと思うことをみなさんに伝えたいと思います。

 

  1. 試験会場には「緊急対策セット」を必ず持参せよ
    熱が出てから「どうしよう」とパニックになるのが一番の命取りです。あらかじめカバンの中に、以下のセットを「お守り」として忍ばせておいてください。
  • 冷えピタ(冷却シート):
    熱っぽさを感じた時、おでこや首の後ろに貼るだけで、強制的に頭を冷やすことができます。試験の休憩時間にリフレッシュとして使うのも非常に有効です。試験監督に聞いて試験中も使っていいと許可を貰えたので試験中も使えると思います。
  • 飲み慣れた解熱鎮痛剤:
    当日、急な発熱や頭痛に襲われた際、これを飲めば戦えます。ただし、眠気が出る成分が含まれていないか、事前に必ず確認しておきましょう。
  • ポカリスエットなどの経口補水液:
    発熱時は脱水症状になりやすいため、水よりも吸収効率の良い飲み物を1本用意しておくと安心です。
    「これを持っているから、もし熱が出ても数時間は戦える」という心の余裕が、実は緊張を和らげ、発熱そのものを予防することにも繋がります。

 

  1. 今、この瞬間から「ウイルス」を徹底排除する
    試験直前の今の時期、最も警戒すべきはインフルエンザです。
    どれだけ学力を高めても、インフルエンザによる高熱と倦怠感の中では、偏差値70の実力も40まで落ちます。

「隙のない」手洗い・うがい: 指の間、手首まで洗っていますか? 帰宅後すぐに、アルコール消毒まで徹底してください。

湿度60%をキープ: ウイルスは乾燥した環境で活性化します。加湿器をフル稼働させ、寝る時も濡れマスクをするなど、喉の粘膜を絶対に乾かさないでください。

人混みの回避: 「少しだけ」という油断が一生の後悔に繋がります。不要不急の外出は控え、移動中も可能な限り人との距離を取りましょう。

最後に

受験は、最後の最後まで何が起こるか分かりません。
私が39度の熱を出した時、一番辛かったのは「熱が出たこと」ではなく、「熱のせいで、今まで積み上げてきた努力を100%発揮できないかもしれない」という恐怖でした。
皆さんには、そんな思いをしてほしくありません。
学力の準備は東進でやり抜いているはずです。次は、その学力を発揮するための「体」の準備を完璧にしてください。

自分は合格した後大学の友達にこの熱のことを話したら「冷えピタの人お前だったの!!」と覚えてくれている人もいて、今ではいい思い出です。

あともうひと踏ん張り、一緒に頑張りましょう!!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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