第一志望校に受かるために~共通テスト編~

こんにちは!ブログを開いていただきありがとうございます。

 

先日、国公立大学の出願が締め切られおおよその志願倍率が見えてきました。

私は4年前、熊本大学教育学部中学校教員養成課程数学科を受験しましたが、当時の倍率は3.4倍でした。今年はどうかなと目をやると、なんと半分以下の1.5倍(2/5 15時現在)。ちょっと驚きでした。

最終倍率も来週発表されると思います。

受験生はもちろん、高1生、高2生も要チェックです。

先輩に学ぶ

先月、初めての大学入学共通テストが実施されました。

新しい受験形式一変した試験問題を体験した今年の受験生は共通テストに対してどんな感想をもったのでしょうか。

玉名寺畑校の高3生が書いたアンケートの中からいくつか紹介します。これから受験生となる人は参考にしてみてください。

 

  • ・ほとんどの科目が時間に余裕がなく、時間配分や解くスピードが重要となるテストだった。
  • ・英語が予想問題と出題形式ががっつり変わって、「うわっ!」て声がでるくらい問題多くてびっくりした。
  • ・時間が足りなくて頭がパニックになってしまって、空白をつくってしまったことが反省。
  • ・得意教科になると、「高得点を取らないと」と感じて緊張してしまう。

  

  • ・共通テストに向けての勉強法では、同じ形式の問題を何度も解いていくだけではなく、大問別演習などでいろいろな形式に触れておくべき。
  • ・世界史などは覚えることができたら少しくらい傾向が違ってもとれると思うので、たくさん演習しておいて良かった。
  • 直前一週間の学習内容の身につき方が身にしみるほど実感できた。諦めずに努力し続ければギリギリでも成果は出る。

  

英語(リーディング)の文章量の多さや出題形式が予想に反していたことに、ほとんどの人が面食らったようです。加えて、本番特有の雰囲気からくる焦りや緊張もやはりあるようでした。

本番は何がおきるかわからない

一発勝負の本番。平常心をもって臨みたいけれどなかなか難しいもので、実力を出せずに終わった、なんてよくある話です。

実は私もその一人。得点源の数学で大きく取りこぼしたことが響き、第二志望校への変更を余儀なくされました。

本番でつまずいて第一志望校にチャレンジすらできないのはつらいことです。

そんな惨事を防ぐために、心がけてほしいことをお伝えします。

簡潔に言えば、本番でつまづいても大丈夫なように準備をするということです。

このグラフは熊本大学法学部法学科前期日程の合格者平均点の推移を表したものです。(グラフ中の「センター試験本番」は「共通テスト本番」ととらえてください)緑の点線が表すのはCライン(合格可能性50%)、青線が表すのはAライン(同80%)です。満点は傾斜配点に合わせて450点です。

入試本番に向けて着実に点数を伸ばし、最終(12月)でCラインを突破、本番でAラインに到達しています。

先ほどのグラフに、赤い棒グラフで実際の昨年の合格者Mさんの成績推移を並べてみました。(同日は国語、数学、英語不受験)

全国統一(10月)でCラインを突破、最終(12月)でAラインを超えて、本番もAラインを超える点数をとっています。

注目してほしいことが2点あります。

1点目はCラインに到達する時期です。Mさんは入試本番の3か月前からCラインを超え続けています。つまり、10月の全国統一テストでとった点数を本番にあてたとしてもC判定が出るということです。

2点目は最終(12月)から本番への得点の伸びです。Mさんはあまり伸びていません。現役生の特徴として直前期に加速度的に得点が伸びていくことがあげられます。そのことを考えると本番はもっと点数を取れていいはずでしょう。Mさんは本番で思うような実力が発揮できなかったことがわかります。しかし、全く問題ありません。本番前に目標(Aライン)を超えていたので、本番多少のつまずきがあっても大丈夫なのです。

 

私はこの成績推移は理想的だと思います。

単純に考えれば、12月の自分より入試本番の時の自分の方が学力は高いはずです。模試や本番で毎回100%の力が出せれば、本番で過去最高の成績を出すことができます。ただ現実はそううまくいきませんよね。だったら、本番でたとえ80%しか力が出せなかったとしても大丈夫なように準備しておくといいのではないでしょうか。

 

入試本番で成功する自分をイメージして、そこから逆算して計画的に学習していきましょう!

次回は二次試験編を書きたいと思います。

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