睡眠時間をきちんと取ろう
こんにちは!担任助手の吉岡です。最近は暑い日が続いていますね。最高気温が30℃を越える日も出てきているので、熱中症に注意していきたいですね。
まだ5月だからと油断せずに水分補給をしっかりと行って行きましょう。
睡眠時間
本題に入っていきたいと思います。特に三年生の人に質問です。この頃、きちんと睡眠時間を確保することができていますか?
共通テスト演習のやり直しに受講などやることが多くて回らないから睡眠時間を削っていませんか?
私の意見を言うのであれば、勉強時間を確保するために睡眠時間を削ることは良いことでは無いと思います。
そんなことしたら勉強時間が確保できないじゃないかと言う人もいるかもしれませんが、あまり寝れなかった後の日中の勉強について思い出してみてください。
勉強の途中で眠気が襲ってうとうとしたり、寝てしまったり、起きていても集中しているのかしていないのかよく分からないようなぼんやりした時間を過ごしてしまったり、何故か昨日勉強したことを殆ど覚えていなかったり...
このような経験が一度はあるのではないでしょうか?
もしそういった経験があるのであれば、はっきり言って勉強の効率は良くないですよね。
特に睡眠時間を削って勉強しても次の日にうとうとしたり、居眠りをしてしまっては、何のために睡眠時間を削ったのか分かりませんね。
このようなことになり、勉強の効率が下がるのであれば睡眠時間をきちんと確保した方が良いと私は考えます。
じゃあどのくらい寝れば良いのかと思う人もいるかと思いますが、よく言われているのは6から7時間は睡眠時間を確保するべきだということでしょうか?
私もそう思います。
では何故そんなに寝る必要があるのでしょうか?
今回はその事について書いてみようと思います。
睡眠がもたらす効果
睡眠にはレム睡眠(浅い睡眠)とノンレム睡眠(深い睡眠)の2種類があります。
ノンレム睡眠は、脳を休める睡眠であり、一方で、レム睡眠は、身体を休める睡眠です。
この2つの睡眠は2つセットでおおよそ90分に一回の周期で起こっているとされています。
また、睡眠には上で挙げた働きの他にも記憶の固定を行う役割があります。
記憶の固定と言うと?となるかもしれませんが、要は日中に勉強したことを脳に定着させるということです。
これを聞くと、寝れば体も脳も休まり、記憶も定着するのだから、やっぱり睡眠時間が短くても特に困らないではないかと思った人もいるでしょう。
しかし、ノンレム睡眠とレム睡眠は共に最初の2周期が体や脳を休める働きをして、それ以降が記憶を定着させる働きをしているとされています。
つまり、最初の2周期の時間以上の睡眠時間を確保しないと記憶の定着が行われないことになります。
記憶を定着させる周期が一回ではまだ記憶の定着には不十分だとされています。
6時間寝れば4周期起こりますね。
よく世間で6時間は寝るべきだと言われるのはここから来ているわけです。
最初の2周期すらなかったら、脳と体が十分に休まっていないので、次の日に悪影響を及ぼすことは想像できるかと思います。
睡眠時間を確保するために
睡眠が大切なのは分かったけど、なかなか時間を確保できないと言う人もいると思います。
私も最初はやることが多く、なかなか睡眠時間を確保できない日が続いていました。
しかし、いくつかルールを決めて実行していけば夏休みに入って以降は安定して6時間以上の睡眠時間を確保することができていました。
今回はそのルールを書いてみたいと思います。参考になれば幸いです。
①寝る時間を決める
私が決めていたルール一つ目は寝る時間を固定することです。
私の場合、絶対に6時間は寝ると決めていたので、次の日が学校ならば朝は6時30分に起きなければならないから、夜12時30分までには寝ると決めました。
確保したい睡眠時間と寝るべき時間と起きる時間は人によって異なるので、自分に合った時間を決めましょう。
しかし、必要な睡眠時間を確保するために朝遅くまで寝るのはお勧めしません。
何故なら、試験は朝に行われるため、起きる時間が遅いことが習慣化してしまうと本来の実力を発揮できなくなる可能性が高まるからです。
②決めた時間に寝れるように一日の計画を立てる
その日行う勉強の計画を立てることで、その計画に沿って効率的に勉強することができて、やるべき事が明確化されているので、集中もしやすいと思います。
ここで大切なのは無理のない計画を立てることです。
寝る時間を決めてもまだやることがたくさん残っているとあれもしなきゃこれもしなきゃとなっていては結局遅くまで起きてしまい、次の日も集中できず、延々と計画通りに進まないなんてことになりかねません。
私は自由に使える時間を考えて、「やり直しは何教科分実施するか、演習とそのやり直しをいくつ行うか、古文単語などの暗記物を覚える時間も取れると思うから行う」等実現が十分に可能な細かく計画を立てていました。
注意すべきこと
睡眠時間を確保した上でも気を付けた方が良いことはいくつかありますが、特に寝る前にスマホなどブルーライトを発する機器を触るのは駄目です。
ブルーライトにより、眠気を覚えるメラトニンという物質の分泌が阻害され、せっかく睡眠時間を確保しても、効果があまり得られなくなります。
最後に
睡眠は大切です。やることが多くて焦るかもしれませんが睡眠時間をしっかり確保するようにしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。