睡眠と学習
ブログをご覧のみなさん、こんにちは。担任助手の田上です。
最近は大雨の日が続いたり、蒸し暑い日があったりと天気がなかなか安定しませんが皆さんは元気に過ごせていますか?
7月8日(土)は東進衛生予備校玉名寺畑校で志田晶先生の特別公開授業が開催されました。参加された皆さんはとても有意義な時間を過ごされたと思います。
今回の公開授業で得られたことを今後の学習に活かしていきましょう!
突然ですが、皆さんは毎日充分な睡眠を取れていますか?
ついついゲームやスマホで夜更かしをしてしまったり、夜遅くまで勉強をしたりと睡眠時間が短くなってしまう人が多いと思います。
そこで今回は睡眠についてお話ししていきます。
睡眠の重要性
受験生の中には、睡眠時間を大幅に削って受験勉強の時間に回している人が多くいると思います。
しかし、充分な睡眠を取らないと勉強をしても成果が出ないということが起こってしまいます。
その理由を今から詳しく説明していきます。
睡眠には『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』があります。
『レム睡眠』には、「いつ」、「どこで」、「何があったか」というエピソード記憶の固定や、必要な時に思い出すための記憶の紐付けをする働きがあります。
一方『ノンレム睡眠』は脳を中心とした精神活動の休息と言われていて、新たな記憶を固定するための準備と、記憶を固定する働きがあります。
ノンレム睡眠の時には昼間の記憶を整理・編集しています。
つまり、脳には昼間に見たり聞いたり体験した記憶の情報ごちゃ混ぜに保存されていますが、浅いノンレム睡眠の際に、関連する情報どうしをまとめて定着させ、深いノンレム睡眠の際に不要な記憶を消去しています。
結論として言うと、
充分な睡眠を取らないと、記憶はしていても記憶の整理ができていないので、必要な情報がすぐに思い出せないのです!
その日に学習した内容をしっかり記憶して、その記憶を問題を解く際に活かしていくためには充分な睡眠が必要になるのです。
学習した内容を自分のものにするために、最低限6時間以上は睡眠をとる必要があると言われています。
毎日の睡眠を大事にし、効率の良い学習をしていきましょう。
睡眠の質を上げる対策
そうは言っても、6時間以上睡眠に時間を費やすことは難しい日もあると思います。そのような日は睡眠の質を高めるように心がけましょう。
睡眠の質を高める対策として次の二つが挙げられます。
①就寝前のブルーライトをカットする
スマホやパソコンから出る光に含まれるブルーライトは、夜間に浴びると睡眠の質を下げる恐れがあります。寝る前にスマホをついつい使ってしまう人は、なるべくスマホを触らないように気をつけましょう。
②入浴をした後に睡眠すること
快眠を得るには、就寝の2〜3時間前に入浴することが勧められています。
就寝前に体温を上げることは、脳の温度が低下するときに睡眠しやすくなりより質の良い睡眠をとることができます。
睡眠時間が確保できない時は、以上の二つのことを意識して睡眠の質を上げていきましょう。
最後に
睡眠時間を大幅に削って勉強時間に回す方法は、勉強した分の成果を充分に発揮することができませんし、なかなか長くは続きません。
受験勉強は継続して取り組めるやり方ですることが大切です。
睡眠時間を充分に確保してこれからも受験勉強に取り組んでいきましょう!