急がば回れ
こんにちは、担任助手の河上です。
時間が経つのは早く、やっと始まったかと思った夏休みがあと4日ですね😢
皆さん、夏休み前に立てた目標を再度確認してみてください。
達成することができているでしょうか。
できている人とそうでない人がいると思いますが、できていない人は何が原因だったのか、よく考えてみましょう。
達成できたのか、できなかったのかの結果を分析することはもちろん重要ですが、今までの過程に着目することも重要です。
自分がなぜできなかったのか、しっかりと原因を把握することで、自分の弱点が見えてきます。その弱点を少しでも強みに変えていくにはどのような行動や意識の変化が必要なのかという視点をもって、これまでの生活を振り返ってみましょう。
基礎が一番重要
今回私は、基礎の重要性について話したいと思います。
皆さんはこのような経験をしたことはありますか。
例えば数学の力をつけようと思い、数学の参考書やテキストを買いに書店に行き、応用と基礎の2種類があった時に、少し背伸びして応用の方を買い、結局1問1問解くのに時間がかかってしまい、結局1冊解き終えずに本棚にしまってある。
実はこの話は私の体験談なのですが、私も受験生の時は謎のプライドがあり、基礎を飛ばして、応用をしようとしていた時がありました。自分のレベルと参考書のレベルが合っていないせいで、1問1問を解くのに時間がかかり、問題を読んでもどうすればいいのか分からず、解説を読んでもよくわからないという負の連鎖で、数学に対する勉強意欲が低下してしまいました。
この経験から皆さんに伝えたいことは、背伸びして応用問題ばかりに取り組むのではなく、自分の苦手な分野は初心に帰って、基礎をしっかり復習する方が力がつくということです。
応用問題が難しいのはもちろんですが、応用問題には様々な基礎的な解法がちりばめられています。
基礎を飛ばして、応用問題ばかりを解いていると、まだ理解できていない基礎的な知識を問われたときに足をすくわれてしまいます。
私は以前2次試験の過去問の間違い直しの際に、解説の動画を見ながら、自分はこんな初歩的なことが分かっていなかったのかと、驚いたことがありました。
基礎問題を解くことは決して恥ずかしいことではありません。難しい問題を解けるに越したことはありませんが、周囲の友達が難しい問題を解いているからと言って、自分自身も難しい問題を解く必要はありませんし、理解できていないところは人それぞれです。
今から基礎をしっかりと固めることによるメリットを挙げたいと思います。
①問題を効率的に解くことができる
基礎をしっかりと押さえていることで、計算時間や計算過程の短縮を図ることができます。
②教科書などを見直すことなく、無意識にできるようになる
基礎を理解できていないうちは問題や解説を読んでも、いまいちピンとくることがなかったものの、何度も同じような考え方の問題に触れることで、自然と学習してきた思考過程を再現できるようになります。
③自分に自信がつく
今まで解けなかった応用問題が解けるようになり、勉強の効果を実感し、モチベーションのアップや自己肯定感の向上につながります。
このように基礎をしっかりと復習することにはたくさんのメリットがあります。
8月の共通テスト本番レベル模試の結果が出て、落ち込んでいる人も多いと思いますが、まだまだ基礎固めに力を入れるのは遅くないと思います。
「急がば回れ」ということわざがあるように、焦って応用問題を解こうとするのではなく、今回の成績表を見て、自分の弱点を分析して、ぜひ問題演習をするときは一度基礎はしっかりと理解できているのかを確認してみましょう!!