質問するだけで終わらないで
こんにちは!担任助手の荒木です。
最近は日中も寒くなってきて来ましたね。
来週はもっと寒くなるそうです❄️
私は毎朝布団から出るのがとても苦痛です・・・🥲
インフルエンザも少しずつ流行ってきているみたいなので、しっかり睡眠と食事をとって体調管理をしていきましょう!
皆さんの中には、定期テスト前や確認テスト後などにわからないところを質問しに来てくれるひとが多くいますね!
しかし、いざ確認テストを再受験したり、定期テスト本番になると、「あれ、このやり方どうだったっけ?」となってしまう人がいると思います。
私も実際そのような経験たくさんありましたし、もう一度同じ問題を質問しに行くのはちょっと気が引けるなぁとか思っていました💦そしてそのまま放置・・・
皆さんにはそうなってほしくないので、今回は、質問したあとに「解きなおし」をすることの大切さについて話していきます。
自分で解いてみよう!
質問したところを後で解いてみると分からない。
たとえば、数学の質問をもってきて解説を聞いた後に、「これは場合分けをするんだ!」と理解しても、自分で別の問題を解くときにそのルールを思い出せなかったり、どことどこで場合分けすればいいのかわからなければ、意味がありません。
それは、それはまだ「自分の力でできる状態」にはなっていないからです。
先生の解説を聞いて「わかった!」という瞬間、確かに理解はしています。
でも、それは先生の思考の流れを追いかけて納得しているだけなんです。
つまり、「わかった」段階はあくまでスタートライン。
そこから自分の力でできるようになるには、もう一度手を動かして確認する必要があるんです。
もちろん、先生に質問して疑問を解消することはとても大切です。
でも、本当に力がつくのは質問したあとの行動です。
自力で解きなおしてみて初めて、使える力にすることができます。
解きなおす理由
では、なぜ解きなおしがそんなに大切なのかを説明します。
①記憶が定着する
人の脳は「思い出そう」としたときに最も強く記憶が定着します
つまり、先生に教えてもらったあとすぐに自分で同じ問題を解き直すことで、「理解→定着」の流れを作ることができます。
②弱点がはっきりする
質問しても、すべてを完璧に理解できるとは限りません。
実際に自力で解き直すと、「ここはまだあやふやだな」という部分が見えてきます。
そこをもう一度確認すれば、確実に力が伸びます。
③自信になる
自分で解ける問題がどんどん増えてくると、勉強も楽しくなりませんか?
「昨日は解けなかったけど、今日は自分でできた!」という小さな成功体験が、勉強のモチベーションをおおきく高めてくれます。
そして、自信につながります!
効果的な解きなおし
ただなんとなく解き直すだけではもったいない!
そこで、効果的な解きなおしのやり方を紹介します。
①その場ですぐに解き直す
先生の解説を聞いたら、記憶が新鮮なうちに、すぐその場で解き直しましょう。
時間が経つと、せっかく理解した内容も曖昧になってしまいます。
②解説を見ずに自力で解く
解説のノートや教科書を見たくなる気持ちはわかりますが、ぐっとこらえて自力で解いてみてください。
もしつまずいたら、そこが本当に理解できていなかった部分です。
もう一度先生に確認したり、解説を見直してみましょう。
②時間をおいてからもう一度解く
すぐに解き直したあと、少し時間をおいてもう一度解いてみるとより効果的です。
翌日や週末、さらに2週間後にもう一度解くことで、記憶の抜けを確認できます。
③人に説明できるか試す
友達や家族に、「この問題はこうやって解くんだよ」と説明してみるのも大切です。
人に教えることで、頭の中で知識が整理され、より深く理解できます。
別に相手が聞いていなくても、自分が言えるかどうかが大切なので、ペットや人形に対して説明しても全然OKです。
「人に説明する・口に出す」というのは、ほかの勉強でも有効です。
例えば、英単語を質問しあったり、世界史のある歴史の流れを説明したりなどがあります。
ぜひ自分に合った方法を試してみてください。
おわりに
わからないことを放置してしまうと、次の単元でつまづくだけでなく、勉強そのものに対するモチベーションが下がってしまいます。
質問に来る生徒は多いですが、「そのあとどうするか」が一番大事!!
質問してスッキリしたら、すぐに同じ問題をもう一度解いて、確実に自分の力にしましょう!
高3生は、共通テストまで残り約2ヵ月となりました。わからない問題を徹底的に潰して弱点をなくしていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


