スランプの乗り越え方

こんにちは。担任助手の坪根です。最近は天然物に関する実習を行っているのですが、薬学部生になって初めて実際に薬を作りました。ちなみに作った薬は紫雲膏(しうんこう)という切り傷やしもやけ、痔に効く軟膏です。他にも天然物の成分を抽出したり、確認試験を行ったりしています。そろそろ実習の終わりが見えてきましたがやっと実験に慣れ、2個以上の実験を並行したり、次に必要なものを待ち時間に準備したりと臨機応変に動けるようになりました。

数学が解けなくなった私の話

今回は私が受験生のときに経験した「スランプ」について書きたいと思います。

私は数学が自分の中では得意科目で3年の9月以降の模試では8割前後取れていました。でも、ある時期から突然全く解けなくなったんです。模試では、出来て5割、ひどければ3割という結果。解けなくなった自分が信じられなくて、焦りと不安で頭がいっぱいでした。

模試のやり直しをしても、「なんでこの考えが出てこなかったんだろう」と何度も落ち込みました。以前ならすぐに解けていた問題が、頭の中でごちゃごちゃして何も浮かばなかったんです。

そんなとき、東進の先生に相談しました。
担任助手の先生から言われたのは、考えすぎが原因です。
確かにその頃の私は、解けないことを怖がってすぐに考えすぎていた気がします。問題の流れや情報が頭の中から抜け、結果として冷静に問題に向き合うことができなくなっていました。

それからは、模試のやり直しのときに「なんでできなかったのか」を責めるのではなく、次どうすれば思い出せるかという視点で見直すようにしました。模試のやり直しをする中で、図形の問題で、方べきの定理などの円と直線の部分の公式を使うという考えが出てこずに、それ以降の問題が解けないことに気づきました。そこで自分なりに図を描きながらどんなときに使えるかを整理しました。また大問別演習で定期的に演習しなおしました。こうして自信がつき、最後は問題が自分に挑んでくると思えるくらいになりました。本番は8割を超えることができ、とてもうれしかったです。

スランプは誰にでもあります。大事なのは焦らず原因を見つめ直すことです。特に模試だと緊張感や雰囲気があります。そこで力を発揮できなくては意味がないんです。どんなに簡単で、いつもの勉強で解けていたところでも、正解しないと点数にはなりません。スランプに陥っているときは想像つかないかもしれませんが、本当にちょっとしたことの克服がスランプを抜け出す手掛かりになるのではないのでしょうか。

一人で抱え込まずに、誰かに相談してくださいね。今すでにスランプ気味な人もそうでない人もこの私の経験が為になればと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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