「わかったつもり」になっていませんか?

こんにちは!担任助手の坪根です。最近は実習テストに追われていますが、薬学生らしい充実しすぎた学生生活を送っています。ブログのイントロとして、もっと皆さんに大学の面白さを知ってもらいたいので私の授業内容を少し共有しますね!私は選択科目で薬物治療学の演習授業をとっているのですが、授業内容は学生が興味のある論文をパワーポイントにまとめてそれぞれ発表しあうというものです。まずメディカルトリビューンという医療雑誌の中から興味のある内容をそれぞれ選びます。そしてイントロダクションから研究方法、結果、考察まで、手伝ってくださる先輩の力を借りながら頑張ってパワーポイントにまとめました。何せ日本語でも理解が難しい内容の論文が英語で書かれているので、翻訳ツールに頼りながらも大変でしたね…。先日自分の発表が終わったのですが、学生からの質問対応に加えて教授からの質問が鋭すぎて若干パニックになりつつも無事に終えることができました。良い経験が出来て良かったです。

「見たことある」と「解ける」

さて今回何についてブログを書こうかと思ったのですが、最近生徒と話すうちに「わかった気になっている」人がちらほらいると感じたのでそのことについて書いていきたいと思います。

問題を見て「聞いたことある」「見たことある」でも、手が止まる。
「え?どうやって解くんだっけ?」

「これって何使うんだっけ?」

絶対に知っているはずなのに。

そして、

解答を見て「あー、そうだった!」「こんなの簡単だったじゃん!」

このような経験は誰もが一度はあることだと思います。これが「わかったつもり」です。特に数学なんて基礎から二次レベルの問題までそんなことの繰り返しです。

しかし、そんな問題ほどやり直しを軽視していませんか?

「見たことある」と「解ける」は全然違います。

じゃあ、どうすれば「ほんとにわかる」になると思いますか?

例えば、間違った問題をなぜそう解くのかを含めて自力で解ける。友達にその問題を説明できる。問題のポイント(間違えやすいところ、他の問題でもよく使えそうなところなど)を把握できている。

などですかね。

特に高校3年生は沢山の模試でそのような部分が浮き彫りになってきます。やり直しの方法は人それぞれだと思うのですが、私は模試で間違えた問題は印刷してノートに貼り、時間をおいてもう一度解いていました。2回目間違えたらもちろんまた時間をおいてもう一回解きますよ。

受験において悔しいのはケアレスミスの次に、見たことあるのに、絶対知っているのに、解いたことあるのにっていう問題が解けないことだと思っています。そんな問題なんて、そこそこの努力じゃ無くならないです。こういう問題こそ貪欲に潰していってください。

そして、わからないって全然悪いことじゃないんですよ。

たまに「わからない」って言うのが恥ずかしい、このレベルなら自分は解けて当然だって変なプライドを持つ人がいますが、
むしろ、わからないことを突き詰められる人が、一番伸びます。

このことは高校3年生にかかわらず、全学年にいえることです。何なら大学生になった自分でさえ、テストの際は「わかったつもり」が一番怖いんですから。

来週は期末テストが控えていますね。課題もたくさん出ていると思いますが、計画的にやるべきことやっていきましょう!最後まで読んでくださりありがとうございました!

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